帆立貝の明太子ソース
帆立貝の明太子ソース |
大好きな料理なので、よく作る『帆立貝の明太子ソース』です。
辛子明太子のピリリとした味わいが、暑い日に向いた一品だと思います。
軽くソテーした帆立貝柱は、貝柱の中に旨味がギュッと詰まっていて、柔らかくてジューシー。
辛味とクリーミーさが合わさった明太子ソースを絡めて食べると、トロリとした舌触りがもうたまりません!
ソースの隠し味に、お酒のジンを数滴入れています。
そうすることによって、香りと味がキリリと引き立ちます。
ジンは約40度と、アルコール度数が高いので誤ってドバドバ入れてしまわないようにご注意ください!
入れすぎてしまうと、食べ進めていく内に、テンションがドンドンとお祭り状態のようになってしまいます!!!!
辛子明太子
辛子明太子 |
『明太子(めんたいこ)』の語源については、スケソウダラを朝鮮語で『ミョンテ』と言い、スケソウダラの子(卵)を『めんたいこ(明太子)』と呼ぶようになったそうです。
第二次世界大戦後に朝鮮で育った川原俊夫氏(ふくやの創業者)が博多に引き揚げてきた後に現地で食べた美味しい辛子明太子の味を日本人に伝えたいとの想いで、1949年頃から唐辛子を用いた調味液等で味付けする独自の加工方法で製品化し、博多中洲で販売しました。
この辛子明太子は、日本人の味覚に合うように調整され、徐々にその美味しさが広く浸透することとなりました。
そして今では日本全国に広がり、一般家庭でも食べられるようになりました。
帆立貝
帆立貝柱 |
帆立貝はイタヤガイ科の二枚貝となり、植物性のプランクトン等を食べて生息しています。
帆立貝は寒海性の貝であるため、 自然分布域は主にロシアのカムチャツカ半島・千島列島・サハリン・沿海州、日本の北海道・東北地方、朝鮮半島北部等となります。
帆立貝の主な産地は北海道でオホーツクや宗谷だけで全国漁獲量の8割(純粋な天然物+苗種放流)を占めます。
帆立貝を食べる時の注意点としては中腸腺(別名ウロと呼ばれていて黒い色合いの部分)は食べずに取り除いた方が良いですね。
このウロの部分は濃縮された重金属(主にカドミウム)や砒素を含有する例があり、食べると貝毒による中毒を発症してしまう可能性があります。
これは 貝類の餌となっているプランクトンが原因とされています。
材料(2人分)
- 刺身用のホタテ貝柱・・・6個
- 辛子明太子・・・60グラム
- 塩・・・少量
- 胡椒・・・少量
- 片栗粉・・・少量
- ごま油・・・大さじ1杯
- 鶏ガラスープ・・・大さじ2杯
- マヨネーズ・・・大さじ1杯
- 生クリーム・・・大さじ2杯
- レモン汁・・・・少量
- ジン・・・数滴
作り方
- 明太子は皮を取り除いたものをボウルに入れて、鶏ガラスープ、マヨネーズ、生クリーム、レモン汁、ジンを混ぜながら加え、滑らかになるまでよく混ぜ合わせます。
- 帆立貝柱は両面に塩、胡椒で下味を付け、片栗粉を軽くまぶします。
- ごま油をひいて熱したフライパンに帆立貝柱を加えて両面に軽く焼き色を付けます。
- 器にソースを敷いて、その上に帆立貝柱を置いて出来上がりです。
料理で余ったジンをカクテルにしよう!
そして余ったジンは、ベルモットと合わせて、マティーニにして飲むというのも良いですね!
私はドライな味わいのマティーニが大好きです!
マティーニ(特にジンベースが有名) |
マティーニは、ドライでキリリとした味わいが最高なんですよね!!!
そして塩気のあるオリーブの実が良いオツマミのようになっています。
オリーブの実を囓りながら液体を飲む。
味と香りを含めてこれがとても良い組み合わせなんですよね!
そうえば、バーでマティーニを飲みながらオリーブの実を食べ終わると、実に刺しているマティーニピンが手持ち無沙汰になりますよね。
これはどこに置いたら良いのか一瞬迷ってしまいますが、バーカウンターに直に置いてしまっても良いそうです。
もちろんグラスの中に置いたとしても、これも問題はありません。
ちなみに映画007の劇中でジェームズ・ボンドが好んで飲んでいるカクテル『ボンド・マティーニ』はジンでは無くウオッカを使って作られています。
レシピだけではなく作り方もそうで一般的なマティーニはステアですが、彼のこだわりによってシェイカーで混ぜ合わせて仕上げられています。
「Vodka Martini, Shaken, not stirred」
ジェームズ・ボンドの名台詞です!
食材の旬
- ホタテ:5~8月(プランクトンを食べて貝柱がドンドンと大きくなる季節)、12~3月(卵巣と精巣が発達する季節)
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