グリーンアスパラガスと卵のオーブン焼き
グリーンアスパラガスと卵のオーブン焼き |
オーブンで焼く目玉焼きは、油っこくなく、黄身も白身も半熟のような状態に焼き上げると、全体が温泉卵のようなピュアな味わいとトロリとした仕上がりになります。
黄身の部分にポチッっと穴を開けると、勢いよく黄身が流れ出してきます。
その黄身にアスパラガスを絡めながら頂きます。
アスパラガスのコーンのような香ばしい風味とシャクシャクとした食感。
そしてトロトロの黄身の旨味が合わさって、食材も調味料もシンプルなのですが、とても美味しいご馳走に早変わりします!
この料理、私がイタリア料理店へ行くと、まずこれが毎回のように一番最初に出てきていたんですね。
アスパラガスの美味しさを素直に楽しむのには打って付けの調理法なのだそうです。
そして私は、黄身がタップリと絡んで黄色く色付いたグリーンアスパラガスをオツマミにしながら、白ワインをゴクゴクと飲むのでした。
アスパラガス
アスパラガスは地中海東部が原産とされるユリ科の植物です。
アスパラガスの名前の由来は、原産地のギリシアの古称でアスパラゴスからきています。
アスパラゴスとは、『激しく裂ける』という意味で、三角形の葉のように見える部分(ハカマ)が細かく裂けているように見えることからこの名前が付きました。
このギリシア語の古称が現代の英語に受け継がれて、そこから日本にも入ってきて使われるようになったそうです。
ちなみに和名はオランダキジカクシと言います。
成長すると雉が隠れて見えなくなるくらいにボーボーに生い茂るのでこの名前が付いたそうです。
成長したアスパラガス |
日本で流通しているアスパラガスは主にグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。
両者は色等の違いがありますが、これは品種の違いではなく、栽培方法が違うだけです。
グリーンアスパラガスは、日光に当てて育てるので葉緑素が作られて緑色になります。
グリーンアスパラガス |
青臭みもありますが、ホワイトアスパラガスよりもシャキッとした食感と栄養価が高いのが特徴です。
ホワイトアスパラガスは、芽が出る春先に土を盛り芽を日光に当てずに育てるので、食感が柔らかく、ほんのりとした甘味と苦みがあって、青臭さがありません。
ホワイトアスパラガス |
軟白栽培(野菜類の茎葉を白く柔らかく育てること)によって生産されるので栽培に手間がかかる上に傷みやすいので流通量が少なく価格もグリーンアスパラガスよりも高くなっています。
ちなみに紫アスパラガスというのもあります。
紫アスパラガス |
紫アスパラガスは表皮の部分にアントシアニン系の色素を多く含んでいるので、鮮やかな紫色となっています。
ただ、ある程度成長してしまうと緑色になってしまうそうです。
味的にはグリーンアスパラガスに比べて柔らかな食感をしており、甘みが強いのが特徴です
消費者の嗜好の多様化により年々需要が増加していっているそうですが、この紫アスパラガスはとても生産量が少ないそうです。
なので、スーパーで見かけると言うことは極まれで、現在は主に飲食店やデパートでの取り扱いとなっています。
材料(2人分)
- 卵・・・2個
- グリーンアスパラガス・・・6本
- パルミジャーノチーズ・・・大さじ2杯
- バター・・・大さじ1杯
- 塩・・・適量
- ホワイトペッパー・・・適量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- アスパラガスの代用・・・ウド、ズッキーニ
- パルミジャーノチーズの代用・・・粉チーズ
- ホワイトペッパーの代用・・・ブラックペッパー(今回、ホワイトペッパーが無かったのでブラックペッパーを使いました。)
作り方
- 鍋にたっぷりの水と塩を適量入れて沸騰させ、アスパラガスを入れて固めに茹でます。
- フライパンにバターを熱し、アスパラガスをサッとソテーします。
- 耐熱容器の内側にバターを塗り、アスパラガスを並べ、卵を割り入れます。
- 塩、ホワイトパッパー、すり下ろしたパルミジャーノチーズを振りかけます。
- 200度に設定したオーブンに入れて、約5分焼いて出来上がりです。
食材の旬
- アスパラガス:3~6月(グリーンアスパラガス)、4~6月(ホワイトアスパラガス)
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