ニンニクの芽と豚肉のオイスターソース炒め
ニンニクの芽と豚肉のオイスターソース炒め |
シャキシャキとした食感と香ばしい風味のニンニクの芽は、炒める事によってより際立ちます。
旨味の強いオイスターソースで仕上げています。
オイスターソース
オイスターソース |
牡蠣は日本で日本で大人気な食材ですが、中国でも食べられています。
一例を挙げると、広東省等で牡蠣を塩ゆでして日干ししたものがあり、色々な料理に使われています。
あるとき、牡蠣を塩ゆでして残ったゆで汁に着目した方がいました。
「このゆで汁、凄い旨味があるぞ!」
そしてこのゆで汁を更に加熱して凝縮し調味料(砂糖等)を加えて濃厚な液体調味料を考案したのが始まりだそうです。
凄いですよね!
メインが牡蠣なので、その副産物である残り汁だったら普通は捨ててしまうのに、これを使って調味料を作ろうとするイマジネーションが素晴らしいですよね!
現在では中国だけではなく、日本、タイ、ベトナム、カンボジア等で広く使われている世界的な調味料へと成長し続けています!
キクラゲ
キクラゲ |
キクラゲの名前の由来は、木に生えているこのキノコの食感が海に住んでいるクラゲ(海月)に似ているので付いたそうです。
中国では『木耳』と呼ばれていて、見た目が人の耳に似ているというのが由来なのだそうです。
欧米では『ユダの耳』と呼ばれていて、ユダとはイエスキリストの使徒の一人です。
ユダはイエスのもとへ祭司長たちと群衆を案内し、接吻することでイエスを示して引き渡しました。
その後、『マタイ福音書』によると、ユダは自らの行いを悔いて、祭司長たちから受け取った銀貨30枚を神殿に投げ込み、ニワトコの木で首を吊って死んだとされています。
死後、その木に耳のかたちをしたキノコが生えてきたので、このキノコをこう呼ぶようになったそうです。
キクラゲは日本や中国だけではなく世界中に分布しており、日本では古くから食べられていたそうです。
文献では、江戸時代の『本朝食鑑(1697年)』に『木海月』という呼び名で紹介されており、『菜譜(1698年)』では『木耳』として栽培法が記載されているそうです。
現在では日本での栽培は年々増加しており、生産量は多い順(2020年当時)に宮城県、岐阜県、鳥取県、山口県、茨城県となっています。
材料(2人分)
- ニンニクの芽・・・100グラム
- 豚肉ブロック・・・100グラム
- キクラゲ・・・2枚
- ニンジン・・・1/4本
- 椎茸・・・1枚
- 赤パプリカ・・・1/6個
- 黄パプリカ・・・1/6個
- 生姜・・・1片
- 赤唐辛子・・・2本
- オイスターソース・・・大さじ1杯
- 紹興酒・・・大さじ1杯
- 醤油・・・小さじ1杯
- 鶏がらスープ・・・大さじ2杯
- 塩・・・少量
- 砂糖・・・少量
- 水溶き片栗粉・・・少量
- 揚げ油・・・適量
- 胡麻油・・・少量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- ニンニクの芽の代用:ニンニク、ニラ
- 赤・黄パプリカ:ピーマン
- 紹興酒:日本酒
作り方
- ニンニクの芽は長さ5センチに切り、豚肩ロース肉、キクラゲ、ニンジン、椎茸、パプリカ(赤・黄)も同じ程度の長さで細切りにします。
- 豚肉と野菜は油通しをします。
- 中華鍋に胡麻油をひいて熱し、千切りにした生姜と半分に切って種を抜いた赤唐辛子を入れて炒めます。
- 匂い立ってきたら、ソース(オイスターソース、醤油、塩、砂糖、鶏ガラスープ、紹興酒を混ぜ合わせたもの。)を入れて炒めます。
- ソースが煮立ったら、豚肉と野菜を入れ合わせて炒め、全体を混ぜ合わせます。
- 水溶き片栗粉を加えて、トロミを付けて出来上がりです。
食材の旬
- ニンニクの芽:5~6月(国産)、年中(中国産)
- キクラゲ:6~9月
- ニンジン:9~12月(西洋ニンジン)、11~2月(東洋ニンジン)
- 椎茸:4~5月、10~11月
- 唐辛子(辛味種):7~11月
- パプリカ:6~9月
- 生姜:9~11月(根生姜)、6~8月(新生姜)
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