孫悟空と蟠桃
蟠桃 |
ある時、孫悟空(西遊記)は蟠桃園の管理人に任じられました。
天界の蟠桃園には大切な蟠桃の木が沢山植えられており、その枝には瑞々しい蟠桃がたわわに実っています。
この蟠桃の木は総数にして、3,600本あったそうです。
- 手前に植えてある1,200本は3000年に一度実を付け、それを食べると仙人になれるそうです。
- 真ん中に植えられている1,200本は6000年に一度実を付け、それを食べると不老長寿になれるそうです。
- 一番奥に植えられている1,200本は9000年に一度実を付け、それを食べると天地日月が存在する限りにおいて生き長らえるそうです。
「不老長寿になるんだったら、食ってやる!」 と、孫悟空は管理を放棄して蟠桃を勝手にガンガン食べまくりました。
玉帝(道教における最高神で、天界の支配者。)はこの暴挙に怒って孫悟空に死刑を命じますが、蟠桃を山のように食べているので決して死なないんですね。
孫悟空 |
刀で切り付けようが槍で突こうが、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない体を手に入れることとなったのですね。
なぜ孫悟空は不老長寿であんなに強いのか?
その理由の1つとして、この蟠桃を食べたことが挙げられます。
西遊記という物語、これは創作話ですが実際に蟠桃という名前の果物は存在します。
蟠桃は中国原産の桃の品種で、濃厚な甘みと香りを持ちしっかりとした果肉ともっちりとした食感のある桃です。
蟠桃は日本でも味わう事ができます。
蟠桃の断面 |
主に福島県、和歌山県、長野県、山形県などで僅かに生産されており、収穫時期は7月下旬から9月上旬までなので興味のある方はぜひ食べてみてください。
ちなみに地上のお店で売られている蟠桃を食べても不老長寿にはなりませんのでお気をつけください!
不老長寿をご希望の方は天界まで食べに行ってもらう必要(住所不明)があります!!!
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